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コーダ研究成果報告会​アンケートまとめ

コーダ研究成果報告会

参加者40人分のアンケート結果

2020年1月11日(土)

​1.年齢

10~19歳 4人、20~29歳 13人、30~39歳 7人、40~49歳 12人、50歳以上 4人

2. 親の聴覚障害

​両親とも 35人、父親のみ 2人、母親のみ 3人

ポスター.jpg

3. 感想

(以下、原文のまま。アンケート内容公開可の方のみ。個人が特定される表記は削除しました。)

  • 勉強になること、納得すること、考えさせられることがたくさんあり、参加してとてもよかったです。自分は今年春から 特別支援学校の教員です。

  • このような会に参加できて、本当にありがたかったし、とても勉強になりました。さまざまな見方から研究されてることを直接話を聞かせて頂くことで、自分自身CODAとしてこれからの人生の歩み方の指針がひとつまた増えたと思いました。ありがとうございました!

  • 自分と同じ立場である人々がこんなにいることに、まず驚きました。私はこれまでコーダという自覚があまりなく、なんとなく親が聞こえないことを避けてきたと思います。今回の報告会に参加して、コーダとして正面から向き合っていきたいと思いました。本日は、ありがとうございました。

  • なぜか涙しながら聞いていました。私は通訳士として活動しているのですが、聴のアイデンティティとコーダのアイデンティティが2つ存在している気がします。なので、時々アイデンティティ同士がぶつかって、辛い時があります。コーダ同士の繋がりで救われることがあります。これからも研究が進んでいくことを望んでいます。応援しています!

  • 自分の周りには、コーダの人が少なくて、あまり来ないのかなと思っていたけど、自分と同じような思いをしている方がたくさんいて、なんだか安心しました。自分が、親と一緒に買い物とかに行った時、店員さんが言ったことを親に通訳するのですが、その時周りから視線を感じることはあるけれど、一度もいやと思ったことはありませんでした。同じコーダの人でも感じ方は人それぞれです。これから、こういう機会が増えると良いと思います。

  • 私はまだ中学二年生ですが、私の中学校にある追究活動で、私たちとろう者との関わりだったり、ろう社会だったりを追究しています。特に、中津先生のお話では、いちCODAとして、私は小さい頃から両親と聴者とを結ぶ架け橋となる意識を持っていたので、他のCODAの意見のアンケート結果をみて、変にあった責任感が少し抜けていった気がします。追究内容の参考にもなりました。あまりうまく書けませんが、本当によい経験になりました。有り難うございました。

  • 当事者でありながら、まだまだ興味をもった分野、知れた事が沢山あるなーと思えた機会になりました。自分には何も無いから、何らかの力になれる事は無いかもしれませんが、自分がコーダとしての立場を再認識することで微力ながらでも、いずれ何か出来ればと思い、吸収し続けたいと思います。継続的に発表会をされるとの事なので楽しみにしています。

  • 勉強になりました。沢山のコーダと一緒に学ぶのは初めてです。コーダの事を研究している人達の話を聞きたかったし、澁谷先生にもお会いしたくて、大阪から来ました。手話言語条例が制定されると、世の中が変わるのが実感としてあります。それが自分の幸せと関わっているので、これからも学びたいです。

  • 参加して良かったなと思いました。3人ともとても分かりやすかったです。僕はまだ小学生で、内容は少し難しいなと思ったんですけど、とても勉強になりました。今日、研究会で学んだ事を、これからの生活に生かしていきたいです。東大に来るまで一時間くらいかかったけど、それくらい時間をかけても来た意味がありました。来年もあるならぜひ来たいです。

  • 参加させて頂き、ありがとうございます。お話を聞かせて頂く中で、コーダは1つのアイデンティティであること、自分が幼少期感じていた葛藤は間違ってなかったこと、この2点を感じました。私自身、コーダと出会った事がなかったが故、自分のいる環境が他者とどう違うのか分からないまま生活していたので、本日の発表を聞いて、安堵のような感覚を覚えました。今年就職し、障害福祉の分野で働いてるので、今後、何か協力できれば幸いです。

  • 同じコーダの人達が、これだけ集まり、それぞれの立場での発表をお聞きできたのは、本当に感動しました。自分が、いかにまだまだなのかショックな面もありましたが、これからもこの会が発展していくことを願っています。自身も地元でしっかり頑張りたいと感じることができました。

  • 報告会に参加して、いろんなことがきけました。とくに、ろう学校がひらかれたらいいと思います。CODAの社会・グローバル・サービス・協会など、一歩がふみだせたらうれしいです。

  • いくつになっても、自分って何、と思っています。色々な研究発表をきいて、客観的に自分をみつめられたらと思います。

  • とても勉強になりました。今日の内容を参考にして、地元のろう者からの相談などに役立てられたらと思います。

  • コーダがご自身のことを元に、こんなに研究されている事にびっくりです。これからのコーダ達にとっては、良い勉強だったと思います。

  • 自分の兄弟以外でコーダに会った事が成人になってからはなかったので、今日は嬉しかったです。コーダの研究というのは、まだまだこれから発展していく必要があると感じました。その第一歩としての、こちらの研究会に参加でき、良かったです。ただ、これだけの人数のコーダが集まる事はまれだと思いますので、せっかくだから質問(アンケート)⇒挙手など、参加型のものにしたら、もっと楽しかったと思います。

  • 研究発表とても興味深く聞けました。親の言語でコーダも言語をえらんでよいと私も思います。私は、母と弟が他界して、父が特養に去年入所しました。その時の間、手話が言語の父に情報がきちんと手話で提供されなかった事を自分自身が悩み苦しみました。幼少期から手話で自己決定ができる人生であれば、もっと私も関わり方が変わったのではないか?と思ってます。遠方なので、中々来京できませんが、また参加できればと思います。

  • “コーダ支援が必要”て言われていますが、データの蓄積はものすごい大変だと思います。全般的な印象ですが、これからのコーダを支援する(子ども)という感じにうけられました。今後は「中高生のコーダ」だけでなく「中高年のコーダ」の支援の必要性についても、研究していただければと思います。

  • 青年の頃がcodaとしてツラい時だったのかもしれない。今、50代になると、通訳を親にするのは大変だけれども、悲しさやツラさはない。これからのcoda(子ども達)のために、生きづらさを感じさせないような社会づくりをしてあげないといけないのかなと思う。自分のためにより、次世代のcodaのために、できることがあるなら協力したい。

  • コーダを社会に浸透させることが必要だと思う一方で、コーダを伝えて自分が何をしたいのか、何をすべきなのか、良い意味で分からなくなりました。コーダみんなでコーダ研究を進めて行けたらおもしろいなと思いました。貴重なご報告ありがとうございました。

  • 安東さんの報告で、CODA,Coda,codaなどの表記に区分が存在することを初めて知りました。ハンドサイン、中間手話、混合手話などによって、本当の手話の使用をしていたのか、自分自身不安になりました。実際に私の両親 ろう者で母が韓国人、父が日本人ということから、日本手話だと思い込んでいた手話が実は韓国手話だったということがあったからです・・・。中島さんの報告では、コーダと移民は類似しているという部分で、共感をしました。CODAは在日コリアンと同じように境界的位置に立たされている。響きました。手話への肯定的態度を私も示したいと思いました。中津さんの報告では、多くのコーダが複数の方法を使用している部分で、私は父と母とでは使用している会話手段方法が異なるなと、今まで考えたことがなかったが、振り返ることができました。特に母は韓国人であるため、知らない日本語をわかるように通訳するのが不便だなと感じていた。1/3がヤングケアラーに関して、少ないと思った。

  • データとしてお聞きできたのが大きな糧になりました。

  • 目に見える形で、コーダがこんなに集まっていると分かる場にいたのは、初めてだと思いました。コーダについて発信してくださる方がいるのは、感謝だと思いました。

  • GWとかがあったら、もっとよかったです。ただ発表を聞くだけでなく、交流をしたかったです。

  • すごく有益なお話ありがとうございました。せっかく色々な立場、年代の方がいらっしゃるので、その方たちの横のつながりを作るいみでも、グループワークをするとか、何か考えを共有する時間があればいいなと思いました。

  • 中国からのコーダです。日本でこういう場で、CODAの話ができること、大変うらやましく思います。どうもありがとうございました。

  • 発表の同じような所でうなづいている方などもいらっしゃって、CODAってこんなにいるのかと不思議な気もちになった。

  • CODAの輪が広がったと思いました。こんなに集まる場は初めてだと思います。2.1万人~2.2万人(推定)が集まれる機会があればいいですね。沢山の研究が出てくることで、CODAの社会的認知度も上がり、より暮らしやすい社会が創れると思います。

  • まず、当たり前なんだけど、コーダがこんなにいるんだ、なんかすごい場所だなと思いました。3つの研究、どれも違って、とても興味深いものでした。中津先生の「役割逆転型」、あんなに少ないとは!!!というのが、今日1番のビックリでした!!開催していただき、ありがとうございました。

  • 非常に興味深く、自分自身への理解も深まる場でした。コーダの安定したアイデンティティ形成(自分も不安定であることを含め)、特に移民の問題、自身の言語と今後の言語教育の可能性については、関心領域でもあるので、よりお話を伺ってみたかったです。(個人的には、イスラエルの構造と、ろう社会の構造が似ている(文化宣言も含め)と感じており、様々なマイノリティとの比較や他者理解を深めていきたいと思いました。)中津さんの調査結果も、心に深く刺さりながら、コミュニケーション支援や前向きな支援に向けて、自分自身も出来ることを考えていきたいと思います。ありがとうございました。

  • 学者さんの仕事、研究の世界について、社会のどの構成要素なのか、どんな影響を生むのか、自分は知らないんだと改めて感じた。今回、先生方が発表された結果が、「感覚的な物が客観的なものになる」ということ以外にあまりイメージが持てず、もっとイメージできるようになりたい。

  • J-CODAの勉強会に参加したことはありますが、研究報告会には初めて参加しました。様々な視点からコーダに  ついて知ることが出来、とても良かったです。まだまだコーダには課題があると思うので、引き続き参加、協力できればと思います。本日はありがとうございました。

  • 安東さん・・・codaと難聴者の「どちらにも属さない」と意識について。私、ろう学校で教員をしております。我が校の様子を見ると、人工内耳を装着する児童生徒が増えてきています。静かな場所でなら、口話だけでも可能。しかし人が多い場では、ききとれない子どもが多いです。彼らのことを思うと、彼らも「どちらにも属さない」という意識がめばえてくるのかなと感じました。彼らのアイデンティティ形成を考えるに際して、自分の経験は参考になるのではないかなと思いました。中津さん・・・私には兄がいるのですが、兄と私ではタイプがちがうなと感じました。学術的に学べて、自分の中のわだかまりもすっきりした気持ちになれました。

  • 1人で思い悩むことが多かったので、大変有意義でした。これからも考え続けたいと思います。

​以上です。ありがとうございました!

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