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青年期のCODAのみなさまへ
青年期とは、他人の目がとても気になることが特徴です。
自分とは何か?と考えるときも、他人は自分をどう思っているのだろう?と、他人の目を通して自分を見ようとする傾向にあります。そして、人と違うことにとても敏感です。
だから、この頃のコーダが「聞こえない親や手話は人と違って恥ずかしい」と思うことは、ある意味当然ということが出来ます。
(もちろん、恥ずかしとは思わないコーダも、います。)
けれど、このことで、とても悩むコーダがたくさんいることがわかりました。
「聞こえる人とは、ちょっと違う親。だから自分も、周りの友達とは何か違うんじゃないかと思ってきました。それに、親と自分とでも、何か違うと思ったり。
中学の頃は、それでイライラしてたけれど、今思えば、結局私は、友達とも親とも違う自分を、誰かに認めてほしかっただけなのかもしれません。」
そんなときは、他のコーダと出会うことが出来れば面白いかもしれません。
例えば、コーダのセルフヘルプグループである「J-CODA」などのコーダの会に関わったりすることも一つの手かもしれません。
みなさんの少し先ゆく先輩コーダもまた、コーダの会で他のコーダの仲間と出会いながら
「聞こえない親をもつ子どもは自分だけじゃないんだ」
と知って、自分を見つめなおしたり、親の愛情に気づいたりするようにも、なっていきました。
「他のコーダは、どんな気持ちをもっているのかな?」
「おとうさん、おかあさんとどうやって会話しているの?」
「自分って、いったい何なんだろう?」。
コーダの会は、そんなことを、コーダ同士みんなで分かち合う場として存在しています。
たったひとりで頑張っているコーダも、みんな「CODA」の仲間です。
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